承認欲求が強い人ほどマウンティングしやすい?
マウンティングとは、自分の方が相手よりも優位になるようにとる行動のことです。
ちょっとしたことであれば、誰かにマウントをとってしまったり、逆にマウントをとられたりといった経験があるのではないでしょうか。
セラピストとして駆け出しの頃、仕事関連で「あなたより私の方ができている」といった感じで、いつの間にかスキルを競う相手にされていたり。
(今となればわかりますが、自分の不安や自信のなさが引き寄せたのでしょうね)
習得した技術を「教えてほしい」と言われ、断りづらい関係性、上下関係のような構図ができあがる環境であったため料金も請求できず無償にしたりなんてこともありました。
(本来なら前払いにするとか、別の方を探してほしいと伝えるなど対処法はいろいろとあります)
私はこういうことが多いなと感じたので、どうしてだろう?と過去を振り返り、ひとまず出た答えは、こちらの方が立場が弱いと勝手に思い込んでいました。
「こちらの方が立場が弱い」という思い込みは、子供の頃、母親から抑圧されていたことが原因だと思いました。
幼少期、私が思ったことを口にすると「偉そうなことを言うな!」
母の夜遊びに対して「お父さんに余計なこと言うなよ」
そんな環境だったので、私が何か話したり本当のことを言うと怒られるという思い込みが、こちらが立場が弱いと感じてしまったときに発動していたのでしょうね。
断ったあとの罪悪感が嫌だったり、どう思われるかを気にしてしまったり。
どれもすべて、私のマイナスな思い込みの部分に気づかせ、その思い込みを変えるために現れた人達なんだろうなと思いました。
こういった人たちとは離れることを選択し、完全に離れることが難しい人は、こちらからアクションを起こさないと決めて距離を置いています。
マウンティングしてくる人の共通点
- 人の話をあまり聞かず自分の話ばかりしている
- 褒めて欲しい、凄いね、羨ましいと言ってもらいたい自慢話が多い
- 人が楽しそう、幸せにしている姿を妬み、嫌みっぽく言ってくる
などがあります。
常に一番でいたい、負けたくない、ライバル視して人と比べてばかりいると承認欲求が強くなる一方です。
アスリートや勝負の世界は、それが原動力になったりするので、どのような目的でその行動をとるかの違いです。
これまで積み上げてきたものを最大限に発揮し、人々に勇気や感動を与えるということに繋がるのであれば、負けたくない、ライバル視することも活力になっていると思います。
マウントとられていると感じてしまうのも、相手との関係性もあるなと感じました。
自分が信頼している人や尊敬している人であれば、そもそもマウントをとってくる人はいないからです。
マウントをとられている?と感じたら
・必要以上に関わらない(離れることが可能なら離れるのがベスト)
・相手の人は、認めて欲しい、褒められたいんだなと自分の心に言い聞かせる
・話題を切り替えるなり会話を手短に済ます
・思い切って相手に伝える(NOと言うのが自分のため、お互いのため)
・何か言われてもそれは相手の問題であり、自分の価値を否定する必要はない
その他に、相手を褒めるという方法もありますが、私的にはあまりお勧めしません。
実際、これをやった結果、「なんで私は毎回ご機嫌取りのように相手を褒めてあげないといけないの?」と自分が嫌になりました。
もう二度と会わない人でない限り、会うたびに思ってもないことを口に出して褒めないといけないとなると、相手にエネルギーを吸い取られていくだけです。
自分が与えたエネルギーでさらにパワーアップしたマウンティンガーになったらたまったもんじゃない。
ですから、自分の心が疲れないように最善の行動を選択していくしかありません。
なんかこの人マウントとってくるなと感じたら、自分が自分の一番の味方となり、その場をやり過ごしましょう。
こういったことを回避することが上手な友人は、 妬み、やっかみを言ってくる人に対して、もっと楽しい姿を見せつけるとアドバイスをくれました。
要するに、自分を抑えることなく幸せなら幸せを表現すればいいということです。
これはHSP気質の人は難しいと思うので、心の中で暴言を吐いてやり過ごすのが一番いいと思います。
マウントをとってくる人を相手にしない。
相手のペースに巻き込まれない。
自分を大切にすることを第一に考えて付き合う人を選んでいきたいですね。
何度も同じことをくり返し、その度に嫌な思いをしている……
そのパターンから抜け出して、自分らしさを取り戻しませんか?
インナーチャイルドセッション